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加西の人々

なにはじ座談会②

1)藤井夢子さん/2)今井美香さん

1)加西のお酒を愛する日本酒ソムリエ/2)加西でファミリーワーケーションを考えるフリーライター

2022.12.21 UP

なにはじコミュニティがきっかけで加西市に興味を持ち、実際に加西に訪れる人もいる。今回は、なにはじコミュニティの河合さん、馬渡さん、加西市で自然農法で野菜を育てる橋岡さん、そして実際に都心から加西を訪れた側から、藤井さんと今井さんのお二人に話をうかがった。

ーー藤井さんと今井さんお二人の、加西市に対する印象について教えてください。

藤井:
実はなにはじコミュニティに参加するまで、加西市がどこにあるかも知らなかったくらいなんです……。

今井:
そうですね。私も実はどこにあるのか知りませんでした。

ーーなるほど。全くご存じなかった土地なのに、なぜ現地に行ってみようと思われたんでしょうか。

今井:
コミュニティに参加していくうちにメンバーのお人柄に惹かれ、オンラインだけでなくぜひ現地に行ってみたいと思うようになりました。実際に行ってみたいと相談した時に、みなさん自分事として考えてくださったのがうれしかったですね。

藤井:
私がお邪魔した時も、なにはじチームの皆さんで視察プランを練ってくださり、セレクトショップや酒蔵など色々な場所に連れて行ってもらえました。もし個人的な訪問で、受け入れ側も個人だったらこんなに盛りだくさんとはいかないですよね。多くの方に関わっていただいたことにより、道中色んな人と話せるし、その方の考えも聞けたので新鮮でした。

 

ーーお二人は実際に加西に来られる前にオンライン相談を受けられましたが、加西来訪でどのように役立ちましたか?

藤井:
ある程度予習というか深堀してから行けたのがよかったですね。私は日本酒が好きだから、実際に加西を案内してくださる時に、酒蔵を回るようにアレンジしてくださいました。事前にお互いを知っていたからこそ、個人の興味にうまくマッチしたルート選定ができたのだと思います。

ーー藤井さんは現地で多くのお店を回られました。実際に回ってみた印象を教えてください。

藤井:
個々のお店のクオリティが高いと感じました。事前の情報が少なかったので、「思った以上によかった」というのが正直な感想です。加西のお店はクオリティが高いのですが、集客については力の入れ具合がさまざまで、事前に情報が集めづらい印象です。加西市を知らない人が見てもわかりやすいように、ユニテさんがコーディネーター、キュレーターの役割を担っていただくと良いのかなと感じました。

馬渡:
藤井さんの加西ツアーにご一緒したんですが、一つ一つを楽しんでくださってる様子を見て嬉しかったです。でも確かにその時にご紹介したお店には、「とても良い場所だけれど、行く手段がない」「機会がないと、なかなか行かない」ような所もありました。そうした場所を回るため、ツアーのようなものを企画するのもいいですね。いいヒントをありがとうございます。

ーー今井さんはお子さんと一緒に加西にいらっしゃいましたが、どうでしたか?

今井:

私は5歳の息子と4泊しました。車がなかったので北条駅周辺で行動しましたが、近くにモールもありますし、不自由は感じなかったですね。

土日を挟んでお邪魔したので、馬渡さんも河合さんもお子さんと一緒に来てくださいました。地元の公園をいくつか紹介いただいて、子供同士を遊ばせたり。加西で友達家族と一緒に遊んだみたいな空気を感じることができました。暮らしが具体的にイメージできてよかったです。

ーー印象に残ったのはどのようなところですか?

今井:
公園が広く緑も多くて、子どもがイキイキと遊んでいたのが印象的でした。場所で印象に残ったのは橋岡さんの畑ですね。なにはじコミュニティで知り合った橋岡さんの畑を畑を見学させていただいたんです。橋岡さんは、自然農法という育て方で野菜を作っていらっしゃいます。行ってみたら予想以上にワイルドな畑で驚きました(笑)
必要最低限は手を入れない「あるがままの姿」なんです。作物に極度な害がなければ、雑草が生えてもあえて除草しません。だからバッタやてんとう虫など、たくさんの昆虫を見かけます。私はいま東京に住んでいるから、なかなか見かけることがなくて。息子も野菜よりそちらに夢中になっていましたね。

見学した後に橋岡さんが育てた星オクラをいただきましたが、青臭さがなくてむしろ甘みを感じました。

河合:
一緒に見学したうちの子は、普段は野菜を食べないのですが、「おいしい、おいしい!」と言ってパクパク食べていましたね!

ーー橋岡さんは今回畑の見学を受け入れてみて、いかがでしたか?

橋岡:
自分が栽培している野菜の良さ、畑が他の方にとってどんな所かを改めて見直すことができて、やりがいにつながりました。

河合:
橋岡さんの畑を見学して自然農法について学ぶ、アグリツーリズムを企画するのも楽しそうです。

橋岡:
自分の自然農法が地域おこしに役立てるならうれしいですね。「自分も地域おこしに貢献したい」というのもコミュティ参加のきっかけの1つです。1人ではなかなか難しいですがなにはじコミュニティにかかわって、自然農法をいろんな方に知ってもらうことが増えてきました。なにはじコミュニティは自分ではできないことを、人と会うことなどで可能にする所だと思っています。

ーー藤井さん、今井さんのお二人は、なにはじ加西のオンラインコミュニティに参加してみていかがでしたか?

藤井:

私は将来、地産品を活用した小料理屋さんがしたいので、そのために様々な地域の方と交流したいと思って参加しました。そのために受け皿となるコミュニティがあったのがまず嬉しかったです。しかもすんなり受け入れてくれるのが驚きでした。私のような地域外の人間と、加西の人々との垣根を一切感じさせなかったです。

今井:

いい意味での「ゆるさ」があり、居心地がいいと思います。移住サポートを視野に入れたコミュニティは、移住に対するプレッシャーを感じさせるところも多いですが、なにはじ加西はそうしたところを全く感じさせないんです。かといって移住に対する確度が低い人間をぞんざいにあつかうこともなく、希望をしっかりとヒアリングして協力してくれます。文字通り「何かを始めたい人たち」の背中を押してあげるコミュニティですね。

 

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