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加西の人々

おいしい満腹手料理で、加西に笑顔を

加門理絵さん

うずら食堂

2023.03.25 UP

道端満腹食堂というコンセプトで、「うずら食堂」を経営されている加門理絵さん。料理の腕前はもちろん、加西をもっと盛り上げるアイディアをたくさんお持ちの加門さんに、お話をお伺いしました。

《調理の道に進む》

ユニテ

加門さんは加西のご出身で、今は『うずら食堂』を経営されていますが、昔から調理に関わってこられたんですか?

 

加門さん

そうですね、高校の時から家政科で、調理の専門学校を卒業したあとは、学校や病院、老人ホームや保育園など、色々なところで色んな給食を作ってきました。特に学校給食は学校の中で調理をしていたので、子どもと接することができて楽しかったですね。

絶対に調理の道に進むぞ!と志していたというよりは、消去法なところもあるんですけど、でも料理だけは小学校の時からしていて、作ったら美味しいって言って食べてもらえたんですよね。それで仕事にしようかなと思っていました。

 

ユニテ

調理以外のことをしたいと思ったことは無かったんですか?

 

加門さん

他の仕事ができる自信がないのと、座り仕事がすごく苦手なんですけど、職人さんへの憧れはあったんですよ。モノを作るっていう。だからといって、途中から伝統工芸をするわけにもいかないし、単純作業も苦手だし、料理くらいのバランスがちょうど良かったんですよね。同じ給食なんですけど、職場環境が変われば全然違うジャンルになるので、調理に飽きることは無かったです。

 

とは言っても、同じところにばかりいると、毎日の作業に飽きるというのはありますよね。どうしても慣れてしまうし、メニューは違っても「朝何時にこの準備をして」とか、やる作業は一緒ですから。やっぱり一通り覚えたら他のところに行きたくなって、実際に動いてしまうので、本当に親には心配をかけました。「お給料もそんなに変わらないからいいか」という感じで辞めて、「次の挑戦!」って感じでした。挑戦って言ったら格好良く言い過ぎですけど(笑)

 

ユニテ

環境を変えるのはお好きですか?

 

加門さん

大好きですね、環境を変えるのは。怖いよりも興味がある方が勝っちゃって。だから全然動くのは苦じゃないです。業界的には同じ給食なんですが、やっぱり行ったら全然違いますからね。例えば子ども相手とお年寄り相手で作るのとでは、「どちらもノドを詰まらせないように小さく切らないといけない」などの共通点もあるんですけど、提供の仕方は違うので勉強になりました。

 

メニューは基本的に栄養士さんが考えたものを私たち調理師が作るっていう形なので、自分で考えることはあまり無いんですけど、イベントの時とかクリスマスの料理は調理師が考えて、コース料理仕立てにするとかはありましたよ。私は決まったレシピで作るのも、自分で考えて作るのも好きなんですよね。

《『うずら食堂』を開業》

ユニテ

『うずら食堂』は、どのようにしてオープンされたんですか?

 

加門さん

仕事として調理の現場に携わっていましたが、自分のお店を持ちたいという思いはずっとありました。5年くらい前に加西市の主催する起業スクールに通っていて、そのあとに加西のシェアキッチンで2回ほど出店しました。それ以外にも10年ほど前からですけど、西脇市にある日替わりシェフのレストランで月に1回、日曜日に出店していて、このお店がオープンする直前までやっていました。

 

物件を探し始めたのは4〜5年前からですね。広い駐車場のある物件が少なくて苦労しました。やっぱり加西という場所柄、絶対に駐車場は要るんですよね。本当は北条で探してたんですけど、駐車場のある物件もあまり無いし。それであちこち探しているうちに、今の物件を見つけました。それが2年ほど前ですね。ここはたまたまコロナで空いて、家からも近いし、これ以上探してても年を取るばっかりだから、「よし、ここでやろう!」って思い切って決めました。

 

加西以外でお店を持つことは考えてなかったですね。「自分がお世話になっている地元で、喜んでもらえるものを作れたら」っていうのが第一だったので。加西の人に自分の料理を食べてもらいたかったんです。

 

『うずら食堂』という屋号にしたのは、近くに鶉野飛行場があって、自分も鶉野に住んでるから、可愛いしいいかなと思って決めました。それまでは違う屋号でやってたんですけどね(笑)

 

ユニテ

『うずら食堂』さんといえば、看板のしゃもじがかわいいですよね!あれはどうやってつくられたんですか??

 

加門さん

看板は知り合いの方に作ってもらって、自分でニスを塗りました。実は店内も壁のペンキは友達にも手伝ってもらいながら自分たちで塗ったんです。元々、暇な時には適当に板を買ってきて、適当に切って、組み立てて、ニスを塗るみたいなことはしていたので、ペンキもできるだろうって。失敗しても、それは個性だと思ってやりました(笑)

 

ユニテ

すごいですね、料理だけでなくDIYもされるとは!ほんと職人ですね!

《営業をしてみて》

ユニテ

実際に営業してみて、いかがですか?

 

加門さん

楽しいです!やって良かったとしか思ってないです。ただ場所的に目立たなくて、集客に波があるので、もうちょっと認知されたいですね。そのために外に出て、イベントでお弁当を売りに行ったりするのも増やしてみようかなと思っています。

 

ユニテ

『うずら食堂』さんの看板メニューは唐揚げだと思うんですが、あの唐揚げはどのようにして出来上がったんですか?

 

加門さん

ベースは給食の仕事をしていた時のレシピですね。でもアレンジはメチャクチャしています。うちのお店は「満腹」がテーマなので、ボリュームもすごいです。ただ、少し男性向けな感じもあるので、女性向けのメニューにも力を入れようとしています。時間帯をずらして、女性限定みたいな感じで。

 

あと、週替わりのランチも出しているんですけど、もっとバリエーションを増やしていきたいですね。全く違うタイプのメニューで、お客様に「こんなのもあるんや」と驚いてもらえたらなと思っています。

 

お腹いっぱいになってもらいたいので、ボリュームはあるようにしてますけど、あまり味が濃くなり過ぎないようにしたりとか、栄養面にも気を付けたりしていますね。

 

ユニテ

ご飯は自分でよそうスタイルなので、すごく盛る方もいらっしゃいますよね。

 

加門さん

めちゃくちゃ召し上がられますね。本当に食べ切れるのかなって思うんですけど、皆さん食べられる量をきちんとご存じで、残される方はいないです。

 

少し変えていきたいこととして、うちはメインの営業がお昼なんですが、朝営業の内容とPR方法を改善していきたいのと、金土日だけでしている夜営業の日数も増やしたいなと思っています。ちょっとだけお酒が飲めて、アテがあるくらいの感じで。あと貸し切りの宴会コースみたいなのもしたいですね。お店を貸し切りにしてもらったら、このこじんまりとした空間がいい感じになるんじゃないかと思うんですよ。

 

ユニテ

定休日は決まっているものの、結構お店を開けられている気がするんですが、お休みはあるんですか?

 

加門さん

休んでますよ~。隔週日曜日は昼からピシッと締めて休んでます。まぁ休みでも遊ぶので、動いてはいますけど。じっとしていたら時間がもったいないって思っちゃって。どちらかというと、動き回りたいほうですね。

 

ユニテ

行動力がおありなんですね!今後やっていきたいことはありますか?

 

加門さん

そうですね、昼下がりの時間帯が弱いので、女性向けのメニューもそうですし、カフェメニューもしっかりしていきたいなって思っています。季節限定で「いちごパフェ」とか「いちごスイーツ」とか、皿盛のデザートなんかをやっていこうと計画中です。あとは、もっと店舗数を増やしたいな~なんて思っています。

 

ユニテ

すごい!色々と夢は広がりますね~!

《加西でもっと遊びたい!》

ユニテ

加門さんは加西市のイベントなどにも多数出店されていますが、もっとこんなイベントがあれば出店したい!というようなことはあったりしますか?

 

加門さん

賑やかで楽しいイベントがもっとあればいいなと思います。お手洗いがあって、駐車場の広い場所でね。ハンドメイドがメインの回があったり、オーガニックがメインの回があったり、「バイク好きのイベント」みたいにテーマ性のあるものなら、コアなファンが集まりますよね。そんなことが加西でできたらいいですね。

 

あと、そういったイベント情報が加西市全体に行き渡るようなシステムもあったらなと思います。一部の人だけが知っているとか、仲間だけがお客さんで来てくれるだけではもったいないじゃないですか。ホームページなのか掲示板なのか、そこを見れば加西でやってるイベントが分かるものが欲しいです。

 

加西は若者が遊ぶところがないんですよね。マンガ喫茶とかカラオケ屋さんでもいいですし、スケボーができる場所とかね。私はスケボーじゃなくてスノボ派なんですど(笑) とある場所でスケボーやってる人たちがいて、見ていて「こういうのいいよな」って思うんです。趣味が同じ者同士が集まって、教えあったりしていて、「こういう遊びのあるスポーツはいいな」って。そんな若い子がフラッと集まれる、オープンな場所があったらいいかもしれないですね。今の加西市は「若い子はどこで集まって遊んでるんだろ?そんな場所ほとんどないよね?」って正直感じます。

 

ほんと、スケボーをするならだだっ広い場所さえあればいいと思うんですよ。車を停められるところが十分にあれば、そこにキッチンカーとか露天を呼んだり、フリーマーケットをすればお金も落ちますしね。Wi-Fiとか喋るスペースがあれば尚更いいと思います。とにかく、遊びにもっと着目して欲しいですね。若い子がちょっとかわいそう。外に遊びに行っちゃうのも分かります。加西に住んでもらいたいなら、もっともっと遊びのスペースが欲しいかな。

 

何なら田んぼでもいいと思うんですけどね。開放的だし。面白いことをやりたい人はいっぱいいるのに、遊びたいところが無いって言ってるから、「加西でなら遊べる」となればいいですね。何とか良くしていきたいです。お金をかけなくてもできると思うので、気楽に自由に思いっきりやれたらいいなと思いますね。

 

ユニテ

加西にいまあるものを、もっと活かしていけたら、加西がもっと面白くなりそうですね!加門さんもアイディアたくさんお持ちなので、イベントとかするときは是非お力を頂けたらと思います!

(加西ではできない(笑)、スノボ)

 

 

《何かを始めようとしている方へのメッセージ》

 

ユニテ

最後に、何かを始めようとしている方へメッセージをお願いします。

 

加門さん

失敗を恐れずに、楽しみながら思い切り挑戦して欲しいです。やって後悔した方がいいと思うんですよ。意外と人生は短いし、考えているうちに時間は過ぎていくでしょ。なら、勿体無いからやっちゃえって。そんなにビビらなくていいし、何でも取り返せると思うんで。私も全力で働けるのはあと20年くらいかな。段々と足も体も重くなるけど、挑戦したら今までとは全く別の出会いがありますからね。だから「やった方がいいよ」って言いたいです。

 

ユニテ

確かに、やってみたらまた得られるものもあったりするので、「まずはやってみよう」ですね。お話ありがとうございました。


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